「僕がマッチングアプリで知り合った彼女が、実はデリヘル嬢だったんです…。付き合って半年後にそれが分かって、ショックで頭が真っ白になりました」
これは小生こと不肖・西口コージが最近取材した新潟市在住の佐々木大輔さん(仮名・37)の言葉です。彼のお話を聞いているうちに、小生はふと気付きました。
「過去に同じような悩みを口にする男性が何人もいたよな~」
ここ数年、新潟では風俗嬢に恋をしてしまう男性が明らかに増えています。彼らは判で押したように出会い系アプリやマッチングアプリで女性と知り合い、その後、ひょんなことから彼女が風俗嬢だと知り、人知れず苦悩するのです。
「まさか彼女が風俗嬢だったとは…」
男性たちは口々にそう言って、うなだれるのでした。
「笑顔が素敵な女子大生」は本当に素人なのか?
過日、JR新潟駅前のファミレスでお会いしたのは、会社員の伊藤祐介さん(同・27)です。彼もまた、マッチングアプリで知り合った女性に心を奪われた一人でした。
「最初はごく普通のやり取りから始まったんです。彼女は“看護学生”と名乗っていて、LINEでの会話も丁寧でしたし、笑顔の写メも可愛くて…。実際に会ってみると、写真以上に素敵な女性でした。僕は次第に彼女に惹かれていって、毎週末に会うようになったんです」
ところが、ある日、彼女がLINEの送信先を間違えて、伊藤さんのスマホに妙な内容のメッセージを送ってきたといいます。そこには「分かりました。15:00からホテル〇〇で90分コースですね」と新潟市内にあるラブホテルの名前が記されていたというのです。伊藤さんが話します。
「彼女が誤送信したLINEメッセージには、“14:30までに待機所に入ります”とも記されていました。待機所がデリヘル業界特有の施設だということは僕も知っていましたから、デリヘルの男性スタッフに送るはずのメッセージを僕に間違って送ってしまったのだと直感しました。彼女も誤送信にすぐに気付いて送信取り消しのボタンを押したようですが、その直前に僕はすでにメッセージを読んでいました。信じたくない気持ちを抱えながらネット検索してみたところ、彼女がかつて風俗嬢として働いていた事実が浮かび上がってきたのです」
伊藤さんは彼女に会うたびに、10,000円~15,000円のお小遣いを渡していたといいます。
「看護学生は勉強が忙しくてアルバイトをする暇がないと話すので、僕なりに彼女を支援しているつもりでした」
しかし小生のような第三者から見ると、これは体のいいパパ活といえるのではないでしょうか?
“直引き”をする風俗嬢のリアルな実態
出会い系界隈には「業者」と呼ばれる女性たちが存在します。
彼女たちはデリバリーヘルスなどに在籍している風俗嬢、あるいはかつて在籍していた元風俗嬢です。「業者」と呼ばれる女性たちは店を通さずに男性客を直接取る、いわゆる“直引き”をする目的で出会い系アプリやマッチングアプリに登録しているのです。
表向きは「カフェ好きな23歳OL」や「アニメが好きな女子大生」を装っていても、本当の顔は現役の風俗嬢ないし元風俗嬢というケースが数多く報告されています。小生が懇意にしている探偵の某氏によれば、新潟市内のラブホテルでは、現役のデリヘル嬢や元デリヘル嬢がアプリで知り合った男性と密会する光景が日常茶飯事だといいます。探偵の某氏はこう言います。
「店を通して客を取ると、デリヘル嬢と店の取り分の割合はだいたい6対4。でも“直引き”なら全額が風俗嬢の懐に入るので、彼女たちにとっては極めて効率がいいのです。やり手のデリヘル嬢には“直引き”の固定客が何人もいて、稼ぎまくっていますよ」
「彼女は僕のこと、本気だったのでしょうか?」
「彼女が風俗嬢だと知った後も、なかなか気持ちを整理できませんでした…。だって、彼女も“好きだよ”って言ってくれていたし、キスをしたときの表情だって、全部リアルに見えたんです」
そう語るのは、阿賀野市在住のフリーター・高村健(同・38)さんです。
彼は付き合っていた女性が“直引き”をしているデリヘル嬢だったと知った後も、別れることができずに関係を続けていました。
「彼女が僕に“もうデリヘル勤めは辞める”と約束してくれましたから、僕もその言葉を信じたのです。でも、ある日、彼女がトイレに入っているときにスマホに“19:00にホテル××に入れますか?”というLINEメッセージが届いたのを見てしまったのです。“彼女は僕にウソをついていたのか”と一気に現実に引き戻されました」
高村さんが彼女に「本当のことを教えてくれ!」と問い詰めたところ、彼女はあっさりと「生活のことを考えると、お店を辞めたくても辞められなかった」と答えたそうです。
高村さんは言います。
「怒りが湧いてくるというよりも、なんだか虚しかったです。僕は彼氏のつもりだったけど、彼女から見たら“客”の一人に過ぎなかったのかなって思いました」
女たちの言い分と、男たちの幻想
実際、取材を通じて何人かの元風俗嬢にも話を聞きましたが、彼女たちにとって恋愛は非常に複雑な意味を持っているようです。
「本気で好きになった男性もいます。でも、生活のために“直引き”をしているのは事実ですし、感情だけで生きていけるわけじゃないんです」
そう語ったのは、かつて新潟市内のデリヘルで働いていた紗季さん(同・30)です。彼女は今でも出会い系アプリを利用して、“お得意さん”探しを続けているといいます。
「でも、本当に彼氏になってほしい人にはデリヘル勤務の過去や“直引き”のことは絶対に言いません。言ったら引かれるって分かってますから」
裏を返せば、男性たちが心を熱くしている“素人女性との恋愛”の中には、実のところ相手の女性がデリヘル嬢だったというケースも少なからずあるということです。
男性たちの葛藤と「やめられない想い」
「もう関係を断とうと思ったんですが、彼女の体を知ってしまった以上、無理でした」
「エッチの最中の表情があまりにもリアルで、“これは仕事じゃない”って思いたくなりました」
「他の男にも同じことをしていると思うと、嫉妬と怒りで気が狂いそうになります。でも、それでも好きなんです」
彼女が風俗嬢だと分かっても、恋心を捨てきれずにいる男性たちは、まるで“恋愛中毒者”のように関係を続けてしまうようです。そして彼らは常に心をすり減らし、傷付き、毎晩のように枕を涙で濡らすのです。
叶わぬ夢から目覚めるときは来るのか?
出会い系アプリやマッチングアプリの利用が当たり前になった現代において、風俗嬢や元風俗嬢が素人女性を装って“恋愛市場”に入り込むケースは後を絶たず、もはや社会現象になりつつあります。
そして男性たちもまた、そのことに薄々気付きながらも“素人女性との恋愛”という甘美な夢にどっぷりと浸かってしまっているのです。彼らがその夢から目覚める日は来るのでしょうか? もしかしたら一生目覚めることはないのかも…。
不肖・西口のような恋愛下手の男は叶わぬ恋に身を委ねることなど到底できそうもありません。
というわけで、小生は今晩あたりコンパニオンとサシ飲みでもして、最近の女性たちの恋愛事情をリサーチすることにします。取材の成果はまた追って、当ブログでご報告しますのでご期待ください。
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