「立ちんぼ」とは、文字どおり路上に立って道を行き交う男性から声を掛けられるのを待つ女性のことをいいます。
立ちんぼのメッカといえば、東京・歌舞伎町の大久保公園周辺が全国的に有名です。小生こと不肖・西口コージも実際に現場を訪れたことがありますが、大久保公園周辺では夜が更けてくると立ちんぼをしている20代の若い女性が20人ほどガードレールに寄りかかったり、しゃがんだりして客待ちをしている異様な光景が目に飛び込んできます。
道行く男性たちの中には、冷やかしなのか本気なのか女性に話しかけている人もいるほか、立ちんぼの姿を専門に狙ったユーチューバーもいて、ネット上では彼女たちの素顔までさらされているという酷い有様です。事の良し悪しは別として、立ちんぼには相応のニーズがあるからこそ、彼女たちも好奇の視線を感じつつお小遣い欲しさに客待ちをしているに違いありません。
それでは翻って、新潟に立ちんぼはいるのでしょうか? 風俗ライターを自認する不肖・西口コージが徹底検証します。
目次
「新潟に立ちんぼがいる」とのネット記事はウソ、ホント?
〈新潟 立ちんぼ〉でネット検索すると、〈新潟の立ちんぼはどこにいる?〉と題した記事にたどり着きます。それによると、JR新潟駅前や新潟駅南口のドン・キホーテ新潟駅南店、古町通りなどに少ないながら立ちんぼがいるというのですが、地元新潟に住んでいる人たちにとってはまったく信じられない話に違いありません。
小生もこれらのエリアには日常的に足を運んでいますが、立ちんぼらしき女性を目撃したことは一度たりともありませんし、そもそもそんな噂を耳にしたことさえありません。
このネット記事には出会い系アプリのリンクが随所に貼られていることから、出会い系アプリに客を誘導する目的で書かれた記事だと思われます。したがって本当は新潟に立ちんぼなどいないのに、立ちんぼがいるといった虚偽の内容の記事を書いたのではないでしょうか?
過去には女装した立ちんぼが実在していた
不肖・西口は現在57歳。実のところ小学校高学年から高校生のときにかけて、つまり今から30~45年も前の話になるのですが、小生は立ちんぼの姿を間近に目にしていました。
場所は新潟市中央区東堀通7番町の新潟中郵便局の裏手で、現在はNTT東日本新潟支店が建っています。ここにはその昔、コンクリート製の塀がありまして、そこに夜8時頃になるとほぼ毎晩、立ちんぼが人待ち顔で立っていたのを子供心にはっきりと覚えています。
ただし、その立ちんぼは率直に申し上げて男性でした。正確にいうと、男性が女装をして立ちんぼをしていたのです。その姿はというと、女性用のかつらを付けて、スカートを履き、ストッキング越しにすね毛が見えるという、なかなか衝撃的なものでした。いってみれば昭和の時代の「ザ・オカマ」といった姿をしていたのです。
小学生当時の小生は「不思議なオジサンがいるものだな」と思ったものですが、高校生くらいになるとそちらの趣味を持つ主に男性を待っているのだと知りました。しかしながら女装したその男性に声を掛ける人の姿は、一度も見たことがなかったことを付け加えておきます。
新潟東港のゲームセンターにロシア人女性が!?
ここから先は新潟の月刊誌「財界にいがた」の記者から聞いた話です。その記者は今から20年ほど前、「新潟東港の某ゲームセンターに売春を持ちかけてくるロシア人女性がいるらしい」という噂を耳にして、実際に取材を試みたそうです。
新潟といえば当時、ロシアとの交流が盛んで、新潟を訪れるロシア人も少なくありませんでした。なにせ新潟-ロシア間は空と海に定期航路を有するわけですから、ロシア人が新潟を訪れるのはいとも簡単です。実際、JR新潟駅南口近くにはその当時、ロシア人女性が従業員の飲食店がありました。したがって財界にいがた記者はロシア人女性による売春の噂の真偽を検証するべく、新潟東港の某ゲームセンターに足繁く通ったといいます。
しかし結果はというと、ロシア人女性に声を掛けられるどころか、そもそもゲームセンターの客が日本人ばかりだというのです。トラック運転手が休憩がてらゲームに興じているのが関の山で、待てど暮らせどロシア人女性は一人も現れなかったといいます。結局のところロシア人女性による売春の噂はガセネタだったようです。
新潟では超有名な伝説の女「あげまん慶子」
一方、今から25年ほど前でしょうか、小生も含めて新潟の男性の間では自らを「あげまん慶子」と称する不思議な女性が大変有名でした。慶子さんは当時おそらく40代半ばから後半くらいだったのではないでしょうか。その顔立ちは、もたいまさこと光浦靖子を足して2で割ったような感じで、人によっては「笑福亭鶴瓶を女にしたような風貌」ともいいます。
この慶子さん、自らを売り込むために小さなビラを作成し、道行く男性に直接手渡したり、公衆電話に置いたり、果ては公衆トイレの男子トイレに堂々と足を踏み入れて小便器の上にビラを置いてみたりと、大胆極まりないのです。そしてその小さなビラには、手書きで以下のように書かれていました。
〈あげまん、名器、フェ〇チオばつぐん、かずのこ天井、もち肌 慶子(けいこ)…〉
ほかにもいろいろ書かれていましたが、ビラには慶子さん自身の電話番号も記されていることから、興味があれば誰でも連絡を取ることができるようになっています。
利用した人の話によると、慶子さんは基本的にコンドームを付けずにプレイするそうです。料金は男性が若いと安くし、中年男性だと1万円くらいだったといいます。
慶子さんは当時、JR新潟駅南口の某ビジネスホテルを頻繁に利用していたようですが、地元の人たちの間では界隈を自転車で走る彼女の姿が頻繁に目撃されていました。驚くべきことに、慶子さんは自転車を漕ぎながら大声で「あげまーん」「幸せを売る女」などと自らをPRしていたのです。その強烈なキャラクターはインパクト抜群で、サブカル誌の「実話ナックルズ」でも取り上げられたと記憶しています。この「あげまん慶子」は、新潟における伝説の立ちんぼといえるのではないでしょうか?
ご興味のある方は慶子さんご本人が登場するニコニコ動画をご覧ください。
立ちんぼは梅毒蔓延の温床か!?
話はガラリと変わりますが、性病のひとつとして知られる「梅毒」の感染者が急増しています。2024年の患者報告数は感染症法に基づく調査が始まって以来、最も多い3,759人に上ったとか。年間の感染者数が過去最多となったのは4年連続で、この10年間に12倍に急増したといいます。
梅毒の病原体は梅毒トレポネーマという細菌で、主に性的な身体的接触感染と妊娠中と後の母子感染による性感染症です。2010年代から梅毒は世界的に流行期に入ったとされ、とくに途上国で感染者が増えています。日本では20代の女性の感染が最も多いのですが、その大きな要因として挙げられるのが、今回のテーマでもある「立ちんぼ」や「パパ活」をしている女性たちによる避妊具を付けずに行う性交渉です。
実際のところ前出の東京・歌舞伎町の大久保公園周辺の立ちんぼの女性と男性の交渉では、決まって「ゴムあり」「ゴムなし」の条件確認がなされるようです。立ちんぼの女性の中には高額なお小遣い欲しさにピル(経口避妊薬)を使用して「ゴムなし」で性交渉をする者も少なくないといわれ、これが原因で界隈では梅毒の感染拡大が急速に進んでいるそうです。避妊具を付けない安易な性交渉はもちろん、梅毒は経口感染もするそうなので、オーラルセックスにも十分に気を付けなければなりません。
まとめ:安心安全を考えると風俗or宴会コンパの選択肢
新潟に現在、「立ちんぼ」はいないとみられますが、過去を遡れば「立ちんぼ」と呼べなくもない人たちが少ないながら存在したようです。
また「立ちんぼ」については見たり、聞いたりしている分には実害はありませんが、いざ性交渉をする場合には目下急増している梅毒への感染リスクを忘れてはなりません。避妊具の装着はもちろんですが、経口感染をする可能性もあるため、病気が怖い人はそもそも立ちんぼには近付かないのが賢明でしょう。
小生はやはり病気が怖いので、女性と遊ぶ際にはデリヘルやソープランドなどの風俗店しか利用しません。風俗店に在籍している女性たちは定期的に性病検査をしているため、立ちんぼやパパ活をしている女性たちに比べると格段に安心安全といえます。
また風俗店でさえも怖くて利用できないという男性諸氏は、性的な接触がいっさいない宴会コンパニオン遊びにとどめておくのが得策といえるのではないでしょうか?
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